外壁塗装の適切な時期はここで判断する。チェックするべき外壁塗装のタイミングと劣化のサイン。そのまま放置すると手遅れになるかも?

外壁塗装を行うのに適切な時期は、以下の2つの観点から判断することができます。
- 築年数や前回の塗装からの経過年数
- 建物の劣化症状
1. 築年数や前回の塗装からの経過年数
一般的に、外壁塗装の塗り替え目安は築10年とされています。ただし、これはあくまで目安であり、使用されている塗料の種類によって大きく異なります
塗料の種類 | 耐用年数の目安 |
アクリル塗料 | 3〜8年 |
ウレタン塗料 | 5〜10年 |
シリコン塗料 | 7〜15年 |
ラジカル塗料 | 8〜16年 |
フッ素塗料 | 15〜20年 |
無機塗料 | 20〜25年 |
2. 建物の劣化症状
築年数に関わらず、以下のような劣化症状が見られる場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。
- チョーキング(白い粉が付く): 外壁を触ったときに、手に白い粉が付く現象です。塗膜が劣化して防水性が失われているサインです。
- 色あせ・変色: 紫外線の影響で外壁の色が薄くなったり、変色したりしている場合です。
- ひび割れ(クラック): 外壁にひびが入っている状態です。特に幅0.3mm以上のひび割れは、雨水が内部に浸入し、建物の構造に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
- コケ・カビの発生: 外壁に緑色のコケや黒いカビが生えている場合は、湿気を含みやすく、防水性が低下している可能性があります。
- 塗膜の剥がれ・膨れ: 塗膜が浮き上がったり、剥がれたりしている状態です。
外壁塗装に適した季節
外壁塗装は、気温や湿度が仕上がりに影響するため、季節も考慮する必要があります。一般的に、以下の季節が適しているとされています。
- 春(3月〜5月): 比較的雨が少なく、気温も安定しているため、塗装に適しています。
- 秋(10月〜11月): 春と同様に天候が安定しており、塗装のベストシーズンと言われています。ただし、台風の多い9月は避けるのが無難です。
逆に、梅雨時期や冬は、天候が不安定であったり、気温が低すぎたりするため、工事が延期になったり、塗料の乾燥に時間がかかったりする可能性があります。ただし、条件が整えば年間を通して工事は可能です。
まとめ
外壁塗装の適切な時期は、築年数や使用されている塗料の耐用年数を一つの目安としつつ、外壁に現れている劣化症状をセルフチェックして判断することが重要です。
不安な場合は、複数の塗装業者に診断や見積もりを依頼して、ご自宅の状態を正確に把握することをおすすめします。